公園の暮らし エノアールカフェ


by bluetent

カテゴリ:絵を描く会( 3 )

エノアールに図書 

エノアールに本を置きました。
読書の秋、すがすがしいエノアールで本を読めるようになりました。現代思想ホームレス特集、小川てつオの「このようなやり方で300年の人生をいきていく」もあります。トランスジェンダー・フェミニズムもあります。雑誌harappaもあります。いろいろありますよ。
エノアールからのお勧めはグレゴリーベートソン、ユリイカのトーべヤンソン特集です。

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黒猫のchibiちゃんと本箱





芸術の秋、毎週火曜日「絵を描く会」も雨の時以外はやってますよ。
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by bluetent | 2006-09-16 21:18 | 絵を描く会

誕生日パーティー

7月18日 誕生日パーティー

雨の中、エノアールにブルーシートで天井を作って、誕生日パーティーを開きました。
10人の人達がお祝いに来てくれました。ありがとうございます!

ここで、三回目の誕生日を迎える。この日に私が生まれたことを、ここで祝ってもらえることがとても嬉しいです。
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by bluetent | 2006-07-19 17:45 | 絵を描く会

絵を描く会

ブルーテント村に暮らし、そこで「絵を描く会」をひらいている。
 大都会の中で、この公園の村の人たちには、一日の中で仕事に縛られる時間が短い。いわゆる都会人のやらなければならないことが少なく、心に余裕があるように思う。私はかつて、テレビや、報道で感じていたホームレスといわれる生活は、「厳しい」「辛い」というイメージだった。
 村に着始めて、そのイメージは一転しました。
 この村に住み始めた友人を訪ね、そこで出会ったこの村の人たちは、愉快で話好き。そして、この村を自慢する。
「空気はいいし、家賃はかからない、物や食べ物はあるし、ないのはお金だけ!」と嬉しそうに話していた。
 公園の中の豊かな緑に囲まれて、テントや小屋が立ち並び、そこにたくさんの人が暮らす場所がある。すっかり村だった。
 住宅街などのゴミからまだ十分に使える物たちが拾われて、ここの住人達の生活をほとんど支えている。
 コンビニ、飲食店、スーパーなどで賞味期限切れの食べ物を、たーくさん誰かがもらいに行って近所に配っている。また、某企業がパン、ハム、バナナ、乾燥パスタをトラックで運んでくる。企業にとっては、ゴミにするより経済的のよう。
確かに、お金はたーくさん持っている人はいなさそうだが、少ない現金収入で十分に生活出来る暮らしがここにある。

 ある日私は、★さんという、ここに8年暮らしているひとと、写真展を見に公園から歩いて美術館へ行った。
私と★さんは一台ずつカメラを持って道中を撮影しながら展覧会に行った。
私たちのその写真を使って、私は絵本を作って★さんにプレゼントした。
その絵本は複刻版を制作したほど、ステキな本になった。★さんも喜んでくれた。

 ファンタジックなこの村で、そして、むだなく合理的な物の在り方の中で、絵を描くことと、それを眺めるといった、絵のある生活をこの村でやってみたいと、私は、既に住んでいた友人に話した。彼がテントの前で物々交換のカフェを作りたいと話していた。そして、彼はエノアール(絵のある)カフェと呼んで、テント前にイスとテーブルを置き木々に絵を掛けた。その横に私のテントを張り、私はこの村に住み始めた。私たちは、「絵のある生活工房」と称して、エノアールカフェと絵を描く会を一緒に開き始めました。

それから、毎週火曜日に「絵を描く会」をその友人と開き、村の人達や公園外からの人達がこの会を楽しんでいる。描かれた絵はエノアールに飾り、公園の人達とその絵を共有している。
この会は、テントや小屋が少なくなった今も続いている。そういえばもう二年が過ぎる。


2月28日火曜日、午後1時から 絵を描く会
 manさんは絵を描く会の常連さん。得意な絵は主に猫。最近は、梅の花が満開なので、梅の咲く風景画を会のある火曜日以外もいらして熱心に描いている。真剣な顔つきで画面に向かっている姿にファン多し。manさんはかつて公園で青カンをしていた。今は公共の施設で暮らしている。その施設には門限があり、まだ日がある3時ごろに村を出なければならない。時間を気にしないで描きたい、と、manさん。

 ooさんは絵を描く会に数回いらしている。フリースペースのある本屋さんのオーナー。昼時にいらして一緒に食事をして、そのまま絵を描く会に参加された。maさんの絵を描いている姿を描いていらした。彼女は「maさんはカッコヨク描いてしまう顔だ」と、おしゃっていた。

 fuさんはもっぱら絵を観たり、描いているのを見たり、お茶を飲んだり、お菓子を食べたり、話を楽しむ。カメラが趣味で、私の描いた絵の写真を撮っていた。最近アパートに住み始めたが、しょっちゅうここに遊びにいらしている。
 
 hakaさんは、絵を描かないが、うんちく話しはスゴイし長い。才能について、絵の価値について、など絵を描く人にとってはウルサイ話しだが、自分が描かない分、仕上がった絵には悪評しない。さらに、この絵を描く会の画材のほとんどは、彼が拾って持ってきてくれた物。

 teくんは、この絵を描く会を一緒に開いている。私は彼に、「絵のある生活をここでやりたい」と話し、この村にやって来た。その頃カフェを開こうとしていた彼は、エノアール(絵のある)と名前を付けてテント前に、イスやテーブルを置き、木々に絵を掛け始めた。私たちは「絵のある生活工房」と称して、エノアールと絵を描く会を開き始めた。
 teくんはエノアールに来た人の絵を描いている。この日も、maさん、ooさん、fuさん、hakaさんの絵を、書き慣れた手つきでひょいひょいと描き、いつものようにいい絵ができたと、自画自賛。

 私は、maさんの絵を描いていた。ニヒルなmaさんを描いた。以前私が描いた絵を、ooさん、teくんが少しさみしいカンジと話していた。自分は元気になるために絵を描いているのに、絵の中にさみしさがあるのは何だ?と、気になった。描いているときは自覚していなかったから、fuさんやteくんに、「何でさみしくなるのかなぁ」と自信のないちっちゃい声で尋ねる。fuさん笑う。teくん悪い絵ということではないと言う。そういえば、maさんを描いた私の絵も実際の彼の表情からは見られないさみしいカンジがある。maさんは真剣な表情と、いたずらな表情と、「あちゃぱ。」と昔のギャグでずっこけている表情の印象があるのに・・・。弱まった私を見て、fuさんが「派手な絵は好きじゃない。こういう方がイイ。」とクスクス笑いながら慰めた。

5時。公園のチャイムがなる。絵の道具を片づける。
 hakaさんがエノアールに残って、次の仕事はいつだっけなぁと、独り言を言っていた。
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by bluetent | 2006-03-02 20:54 | 絵を描く会