公園の暮らし エノアールカフェ


by bluetent

カテゴリ:女性のためのティーパーティー( 12 )

4月27日木曜日ポツポツ雨が降ったり止んだりする午後、止んだのを見はからって「女性のためのティーパーティー」を開きました。
今は、公園に住んでいる女性は私を含め5名。ひとりは白い猫と一緒に暮らしている女性。もうひとりは、「名前を呼ばないで」と言って、以前から近所の人達と交流しない人。この2人はティーパーティーにはいらしたことがない。私個人では普段それぞれお話します。他の2人は隣同士で暮らし、以前仲良しだった。ひとりはパートナーと大きな犬と暮らし、もうひとりは1人でテントにいる。1人でテントに住んでいても、彼女の友人が訪ねに来るので淋しくはないようす。最近、1人でテントに住む女性が、パートナーと犬と暮らしている女性のことを避けていると、私によく話している。どうやら、2人の仲は今良くないようだ。そして、1人がティーパーティーに来ると、もう1人は来ないと言う。
 先月は、1人でテントに住む女性がティーパーティーに来た。
 今回は、パートナーと犬と暮らしている女性がティーパーティーに来た。
彼女と私だけのティーパーティーでの話は、ここにいつまでいられるのかということや、一斉清掃がとてもストレスになるということ。そして、彼女が初めてこの公園に来たとき、「夜の森の暗さが怖くてとんでもない所に来たと思ったの。今となってはそのことを思い出すと可笑しいワ。」と話していました。
私たちは高級菓子を食べながら話していました。このケーキは、宝石箱のような箱に入っていて、私が7年勤めた仕事の最終日の昨日、同僚からもらった物だった。お話の合間に、一口食べては、「なに?!」、「アラ?おいしい!」、「ネー」とお互い嬉しい顔を見合わせていました。
[PR]
by bluetent | 2006-05-04 10:00 | 女性のためのティーパーティー
2月23日木曜日
今日は、丘の上で「第26回 女性のためのティーパーティー」を開いた。
これは、月の最後の(木)に、ブルーテント村の女性が集まって、お茶やお菓子を食べながらワイワイと話を楽しむパーティー。

 今日の参加者は、erさん、saiさん、maさん、saさん、私、そして、男性のfuさん、muさんがいらした。saiさん、maさん、saさん、男性のfuさんは以前、公園で共に暮らしていた方々で、今はそれぞれアパートで生活している。
 曇っていたが暖かく、丘の上からは満開の梅の花と、立入禁止のロープに囲まれた数十カ所のテントや小屋の跡地が眺められた。
最近カラスが巣作りのために、木々に集まって、カーカー賑やかになっている。

 saiさんは、アパートで生活し始めたときは、蛍光灯やテレビなど電気が使えて面白かったけど・・やっぱり公園の暮らしがイイと話す。そりゃそうよ、と皆うなずく。
 maさんは、ここに住み始めてから持病の喘息が出なかったが、街で暮らすようになって心配だわ、と話す。
 74才のsaさんはお金が無くて、とうとう福祉事務所に行って相談した帰りにここへ立ち寄った。生活保護の手続きのため、生前の親の仕事、いつ小学校を卒業したか、空襲で無くなった家、今まで何処で何をしていたか、などsaさん本人も忘れたようなことまで、聞かれてややこしいと、話し、お金がもらえるのかどうか不安の様子。すでに精神的に体力的に疲れている状態で、そういった手続きをしなければならず、保護が受けられるかどうかもわからず、もうぐったり疲れていた。
 erさんは来月、パートナーのmuさんとワンルームのアパートに入る予定。今の生活空間よりも狭いが、まあ、住めば都かもしれないし・・・と、すでにアパートに入っている3人の話しを聞きながら、どうにかポジティブに話す。

この女性のためのティーパーティーは、このブルーテント村に350人の住人が住んでいた昨年までは、10人くらいの女性が集まって、とても賑やかだった。強烈な悪口の言い合いもあったが、あくまでも平和とユーモアが漂い私は心地よかった。この村に、点々と20名ほど女性が住んでいたので、村を眺めても、女性を見つけることは難しい。
 ここに、私が今まで経験したことのない(入ったことのない)男性社会があり、「こんなことって、あるんだー」と、当初私は、のんきだったが、次第に、こりゃ厄介なことになりそうだと感じて、この女性のためのティーパーティーを企画しはじめた。勿論この村では初めてのこと。しかし、この村が大きくなってすでにコミニティとなっていたから、この企画が自然発生的に感じら受けいられたのか、女性達はすんなりと参加してくれた。この村の多くの場所から見える、丘の上で、パーティーを開いているので村の人達に良く知られるようになった。女性達がワイワイやっている姿を見て、差し入れして下さる男性も多い。普段は女性を見つけては冷やかしたり(いわゆるセクハラっぽいこと)する男性も、この女性のためのティーパーティーには、遠くから眺めているだけで、けして、中に入ってこない。
 今日の女性のためのティーパーティーに、中に入らないが、男性のfuさんがいらっしゃるのはワケがある。
 このティーパーティーでは、余った物を持ってきて分け合うことをしている。その物の多くがfuさんが放出している。
 彼は、まだ使えるゴミを収集して、それをきれいにし、路上でフリーマーケットを開く仕事をしていた。それはこの村ではポピュラーな仕事だが、その中でfuさんは最も業績を上げている。大きな太鼓腹に吊りバンドをして、ハンチングキャップをかぶり、童話にでてきそうな骨董品屋のおじさんのような雰囲気で、路上に並べられた古道具と一緒に立っている姿を見ると、通行人はつい立ち止まってしまうのだと思う。
 数回のフリーマーケットで売れ残った物は、長く在庫されず、fuさんの売れ残りは、ティーパーティーに寄付されている。しかも、fuさんは、カワイイもの好きなので、収集する物もそう言った物が多く女性達にはウレシイ。毎月段ボール3つほどの服やバック、日用品、化粧品が出る。
 彼が私の隣に住んでいたので、私の持ち物も彼からもらった物がほとんどといっていいほど。だから私は、fuさんの苦手なボタンの付け直しや、ほつれの直しなどを手伝ったりしている。それにしても、かれは、女性のためのティーパーティーのパトロンと言っていいほど、大量の女性服や、化粧品を捨てずにとって置いてくれた。
 私が毎回ティーパーティーに服やバック、日用品、化粧品の入った3つ位の段ボールをウキウキと台車に乗せて運んでいくと、女性達は目をキラキラさせるのです。
 そして、ティーパーティーでfuさんがパトロンとして女性達に認知されるようになった頃、fuさんはひょっこりパーティーに現れました。女性達は大歓迎して、どうぞどうぞ、席を譲るがfuさんはパーティーの中には入らず、横でお茶とお菓子を食べながら少し話をしてテントに戻っていきました。それから、毎回fuさんはティーパーティーに来て、横でお茶とお菓子を摘み、女性達がキャーキャーと服やバックを分け合っているのを満足げに眺め、話をして、テントに戻っていく。

fuさんは今、生活保護を受けてアパートに入っているが、テント村に週に2,3回遊びに来る。病気をして病院に通っているが、歩いたりする事にそれほど支障はないようだ。フリーマーケットはしていない。少しつまらなそうだ。

 ティーパーティーへの寄付はなくなったが、以前のようにfuさんは来て、お茶とお菓子を摘んで私たちと話をする。そして、アパートに戻っていった。

 現在、この村に住んでいる女性は7名ほど。今日のティーパーティーで、この村に今住んでいる人の参加は私を含め3人だけだった。他はアパートに移った人が4人。
私はホームレス地域生活移行事業を受けていないのでアパートには入らない。この村、今は私には廃村のようにみえるここに、いつまでいられるかわからない。
 でも、今日「女性のためのティーパーティー」を開いて、また来月も開こうと思った。
[PR]
by bluetent | 2006-02-24 04:24 | 女性のためのティーパーティー