公園の暮らし エノアールカフェ


by bluetent

代替地へ

管理事務所から、11月から着工する工事のため、今後、代替地へ移動してもらうと言われました。代替地は、エノアールから西門の方へ下った辺り。記念碑、公園の外周、門から見えないところに集めるそうです。数週間前までは、工事区域だから出て行けと言っていたが、テントを移動すれば良いことになった。
公園内にある60件のテントや小屋のうち、40件のテントがその敷地に移動する予定。
05年の地域生活移行事業後、行政は公園に残っている住人に対して、ここから追い出そうと圧力をかけていました。例えば、住み易い小屋から小さなテントに立て変えさせたり、しつこく出ていくように言いに来たり。
しかし、行政の会議で、代替地を作ることが決まったようで、管理事務所の人が「とりあえず、来年3月まではその場所にいられることになったけど、その後は、俺らは知らない。」と言っていました。

そう言えば、年度事に新しく公園に配属される都の職員は、4.5月まで、テンション上がってる。例えば、去年度よくエノアールにやってきて、「ここは国の土地ダー!」と、ブチ切れていたチョビ髭を生やしていた都の職員、チョビ。今思うと懐かしい。チョビではない職員も「お前ら出ていけー!」と、あまりにも乱暴なので、都は、私たちを追い出すために暴力団を雇ってるのかしら・・?と、考えたこともありました。
しかし、夏を過ぎる頃から、少しテンション下がってくる。きっと、この時期は折り返し地点で、3月迄の方針が決まり、問題なく引き継げるようにハタラクのでしょう。
そして、昨日、彼らがイイ感じでハタラいているのを見た。今公園の住人の中で、たぶん一番の高齢者のfrさんへ、家族から新しいテントが送られてきたらしく、管理事務所の人達が、frさんの為に、新しいテントを建ててるではないですか?! frさんは、杖をついてチョコチョコとゆっくり歩きます。そんなfrさんのために、今まで200件くらいテントや小屋を壊してきた管理事務所の職員達と雇われ警備員たち(この人達も高齢だったけど)が、1つのテントを建てているではないですか! 今までとはうってかわって、心でハタラク管理事務所の職員たちを見て、少し不思議だけど嬉しく、そして、ここにいられることを実感して安心しました。

ところで、代替地に移動するとき、どんな人が近くに来るかが問題。私は、お隣に住みたくない人が何人かいる。近くにいると楽しいなと思う人もいる。Kaさんは今、近所にいる人から離れたいと思っている。
移動する前に、話し合いを住人達へ提案しようかと思ったけど、しっかり考えてみると、こういった話し合いや議論が上手くいくメンバーではないことに気がついた。ここの住人は、議論よりアクション派がほとんど。ん〜、移動した後も、しばらくは、何人かの引っ越しが続いて、調整されていくのかなぁ。
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# by bluetent | 2006-09-22 21:16 | ブルーテント村

エノアールに図書 

エノアールに本を置きました。
読書の秋、すがすがしいエノアールで本を読めるようになりました。現代思想ホームレス特集、小川てつオの「このようなやり方で300年の人生をいきていく」もあります。トランスジェンダー・フェミニズムもあります。雑誌harappaもあります。いろいろありますよ。
エノアールからのお勧めはグレゴリーベートソン、ユリイカのトーべヤンソン特集です。

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黒猫のchibiちゃんと本箱





芸術の秋、毎週火曜日「絵を描く会」も雨の時以外はやってますよ。
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# by bluetent | 2006-09-16 21:18 | 絵を描く会
大阪に行ってきました。トークイベントと「鬼ヶ島」のライブをするために。
企画側から新幹線代もらって、18キップ使って行った。

26日、鈍行電車の中、本を読んだり寝たりを繰り返し、一日がかりで移動。
夜、9時頃、天満に到着。
その日、お泊りさせてもらうMさんと待ち合わせて、天満の商店街を案内してもらった。
天満は安いおいしい食堂がいっぱい。
Mさんは、某月刊雑誌の連載されているフェミニズムのコーナーを書いている一人で、以前エノアールや私のことも取り上げて書いてくれた。そのMさんの文章がステキなんです。
 500円でうまい定食を食べて、歩いてMさんの家に向かう。
きらきらのビルと赤い観覧車が見える。Mさんは、同居人4人と一緒に、小さな寮みたいな一軒家に住んでいる。犬のアナちゃん、お出迎え。アナルのアナなんだって。男にはなぜか吠えることがあるらしい。でも、一緒に行ったteくんに吠えていませんでした。
屋上付きの三階建てのお家。共同生活、楽しそうだったな。

次の日の朝、Mさん家から歩いてすぐ、扇町公園のテント村を訪ねました。
とっても、小さな小屋が並んで、長屋みたいになっていました。
毛がチリチリの犬がたくさんいた。
公園の境界のフェンスとバリケードに囲われた村もあった。バリケードは、再整備工事を行うので、出て行きなさいという圧力。でも、住んでいる人に聞くと、バリケードは襲撃から守られるのでかえって良いらしい。
その日の夜、扇町公園で夏祭りが行われるらしく、長居公園や西梅田の人達も来て、早速、準備していた、私達も、炊き出しのカレーとホルモンで使うにんにくの皮むきを準備を手伝いました。
昼、イベント会場入リ。荷物を置いて、鬼が島のライブのため、釜が崎にゴミを拾いに 行く。
釜が崎には、存在感がある人いっぱい。ところどころ道の脇に、ゴミが固まって山になっている。フリーマーケットが有るみたいで、服や、置物など色んな「宝のゴミ」。きっと、これらは大阪の色んな街からきたゴミ達でしょ?だって、このドヤ街では、タンスとかレコードとか、置時計、ギターとかあんまり出ないのではないかしら。
数人が既にゴソゴソと、あさっていた。コレこそ文化!豊かな日本、東も西もゴミだらけで、
ゴミの山から、楽しいもの探す。ゴミだから可能性もいっぱい!
 私とteくんは、釜が崎を一周しないうちにたくさんゴミを集める。ゴミ袋に入りきれず、すぐに両手がいっぱいになった。これで、「鬼が島」の準備ができた。
三角公園の街頭テレビを見ながら休憩。地面にごろごろしている人も、自転車を跨いで片足をペダルに乗せたままの人も、「新婚さんいらっしゃい」を見て、一緒に笑う。

「鬼が島」のライブのため、ゴミ袋5つくらい、シケモク、三輪車、をイベント会場に運んだ。
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# by bluetent | 2006-08-30 17:21 | ブルーテント村

祝・梅雨明け!!

みなさーん!
梅雨が明けました。何故か、涼しいですね!夜は長袖を来て過ごしています。
今がお泊りチャンスですよー。

ところで、最近公園で花火をする人が増えました。夏ですね~。
しかし、誰も居ないと思っているのか、公園の木々の暗闇に花火が打たれています。
見えないところに、人が野宿していますよー!
管理事務所などに目立たないところに移動させられた野宿者がいますよー!
だから、ロケット花火は見えないところに打ち込まないようにしてほしーーーい!

夜テントの中、ローソクの火で本を読んでいる時、近くで爆竹や花火の音がパン!パン!と聞こえてくると、ドキッとして、少し心配になったりします。

エノアールからお知らせ
・蚊取り線香、求ム。
・チョーカワイイ黒い子猫の育て親募集中。
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# by bluetent | 2006-08-01 20:28 | お泊り プロジェクト

誕生日パーティー

7月18日 誕生日パーティー

雨の中、エノアールにブルーシートで天井を作って、誕生日パーティーを開きました。
10人の人達がお祝いに来てくれました。ありがとうございます!

ここで、三回目の誕生日を迎える。この日に私が生まれたことを、ここで祝ってもらえることがとても嬉しいです。
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# by bluetent | 2006-07-19 17:45 | 絵を描く会
 都の職員が、プリントを持ってテントを回っていました。
 そのプリントには---この辺りにバリケードを立てて、10月頃から整備工事が始まるので、東京都、渋谷区の福祉システムをうけるなどして、自立の努力をして下さい。というお知らせでした。

あら、やだ。「自立の努力をして下さい。」ですって。
自立の努力って何だ?この、ムラムラする言葉はなーに?
他人に要求される自立ってなんだ?
自立の努力って、どこへ向かって行くことでしょうか?
 (でも、その都の職員が言ってました。テント畳んでくれりゃそれで良いんだって。そのまま、荷物持ってベンチや地面,路上で寝ても良いんだって。なぜなら、公園を訪れる利用者と区別がつかないからだそうです。 「自立」とか言っちゃって、やーねぇー。この人達。←記7/14)

とりあえず、9月まではいられるってことで、
なら、それまで何しようか?と思い巡らしています。パーティーとか、夏のキモダメシとか、演芸会とか、元公園住人の同窓会を立ち上げたり…。
公園解放デモってどうかしら。野宿生活者と、レイヴやってる人たちとか、スケボーしている人達と一緒に。何が実現するか分かりませんが、いろいろ考え中。
お楽しみに★

皆さん、あと約3ヶ月間ですよ!いらしてください!
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# by bluetent | 2006-07-13 18:47 | ブルーテント村
ジェラルドの「どこでも自転車 ハローゴミ」展
6月24日(土)25日(日)
エノアールcafeで開催しました。

二日間たーくさんの人がいらっしゃいましたー!ありがとうございます。
円いテーブルでジェラルドの作品ファイル(足跡)とトークを堪能したことと思います。
時間がなくてお話しできなかった方は残念でした…。

ジェラルドは2日間しゃべり続けていました。疲れ知らず!
私だったらあんなにたくさんの人とたくさんしゃべったら、しばらく黙り続けてしまいそう。
しかし、ジェラルドの場合は、次の日もその次の日も、いろんなこと、話せるのです。
スゴイなー。

展覧会の4日後、ジェラルドは成田空港へ自転車で向かいました。
彼のsanpo散歩の旅は続くようです。

「次に来る時、エノアールはないの? 残念…。」と、ジェラルド。

「MaTaNeeeee」と言ってエノアールを後に出発しました。
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# by bluetent | 2006-07-13 17:40 | ブルーテント村
6月3日土曜日から8日木曜日までダニエルとニッキがお泊りしました。
彼らはアメリカ出身の学生さんたちです。アジアをぐるぐる旅して回っています。8ヶ月間の長ーい旅行中、日本の滞在はダニエルは3回目でニッキは2回目だそうです。
彼らは、毎日のようにショウハチ(100円うどん屋さん)に行っていました。

ダニエルとニッキは、IRAの成田さんと一緒にカフェエノアールを初めて訪れました。
ダニエルは一回目の東京滞在で、隅田川のテント村でダンボールに入って数日寝ていたそうです。墨田のおっちゃんと友達になったそうな・・・。

キッチンテントに数日泊まった彼らは、とてもエノアールを気に入って、一週間泊めてほしいとのことでしたが、なにせ、私たちはキッチンとして使っているので、長くはムリ。それでも、かれらは、新しいテントを近くに張ることを希望しました。しかしなにせ、管理事務所の目は厳しい。
そこで、彼らは、キッチンテントの裏の方に、倉庫テントと、アパートに移動した元住人の荷物にまみれて、テントを張っちゃうことにしました。日中は、テントのポールを抜いて、シートをかぶせておきました。

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f0041167_21125863.jpgそして、
彼らが、日本を去る前夜、IRAのお店でパーティーがありました。
そこで、急遽、
私とteくんのバンド「鬼ヶ島」がパフォーマンスする事に。
 とても盛り上がった。
でも、お店の成田さんは少しハラハラしたのではないかしら・・・

 ダニエルとニッキはエノアールに滞在中、それぞれ木版画を制作し、
その作品をくれました。
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# by bluetent | 2006-06-09 17:02 | お泊り プロジェクト
2006年5月25日 木曜日 晴れ
とーってもすがすがしくて気持ちの良い一日でした。
 午後1時、台車に服の在庫箱や、お菓子、ポット、敷物をのせて、丘へ。
すでに丘の上には、最近ここで集まっている路上の方々がひなたぼっこ。
この方々、この丘をサロンにしているようで、けっこう楽しそう。

日射しが強いこともあって、ティーパーティーは丘の横の木陰で開きました。

敷物を広げて、お菓子とお茶の準備。誰か来るまで、丘の絵を描いていました。
すると、公園に犬の散歩に来ていたマダムが、犬の絵を描いて欲しいとやって来ました。
可愛い犬だったので描いてみようと思い、描き始める。犬は跳び回ってあっちに行ったりこっちに来たり、なかなか描きづらいなー。
そうしていると、大きな犬と一緒に住んでいるテント村の女性yaさんがやって来ました。
彼女も犬好きなので、このマダムと犬の話で盛り上がる。
そして、テント村から移行事業でアパートに移ったマッキーが久しぶりにいらした。
マッキーは、肌が白くなっていた。
マッキーは、このマダムと知り合いのようでした。マダムは犬の散歩によく丘へ訪れるらしい。
マッキーと、テント村の女性yaさんと、マダムは、それぞれの生活についてお話をしていた。私は、遠くに行ったり、前を走り抜けていく犬をどうにか描くために、犬を目で追う。
マッキーは、「気持ちイイね。ここは良かったナー、お金がなくても生活できるんだから。」と言った。
「帰ってきなさいよ。みーんなで元の所に一斉に帰ってきたら、管理事務所も何にも言わないカモよ。ビックリするだろうねぇ。」と、ワクワク話すテント村の女性yaさん。
マダムは、「私は、犬と車で、北海道を旅したいの。時々車を降りて、こうして、犬を遊ばせてね。もう一匹犬を飼って、2匹でね。」
「イイね。なに、2匹もいると大変じゃない?ハハハ、私、1人でも生活どうしようかなと思っているのに。もうすぐ生活保護うち切られるんだよー。福祉が働けっていうんだよ。」と、マッキー。
「手に職を付けるといいよ。私なんか、マッサージで十分生活できてるよ。もし、やりたいなら、教えてやるよ。ここに来て、教えてもかまわないし、ウチにきて教えてもいいよ。」とマダム。
それを聞いていた私は「良いじゃない、マッキー! マッサージ師マッキー!って。」私はそのPOPな響きの名前という理由だけで、勧めた。

「ちょっと、横になってみな。」マダムは、マッキーを敷物に寝かせて、ぐいぐい背中を指圧し始めた。そして、指圧指導。犬が、マッキーの顔を舐めに来たので、私は、このすきに、犬を描く。

テント村の女性yaさんは、「こんなイイ天気の間にお洗濯しなきゃ」と、水場を行ったり着たりしながら、犬と遊ぶ。

マダムはマッキーに電話番号を紙に書いて渡し、「その気になったら、いつでも電話してきな。」とたのもしくて、私はジーンとした。
公園の丘にいるマダムの犬サミーを色鉛筆で仕上げた。なかなかカワイイ。
そしたら、その絵はマダムが買っていきました。

テント村のteくんとk坊さんがティーパーティーの横にシートを広げて、将棋を始めた。k坊さんは、第一回エノアール将棋大会の優勝者。彼は2ヶ月ほど前に、都のアパート移行事業のアパートから、この村に戻ってきた。しかし、管理事務所は、断固としてテントを立てることを許さず、しかも、村内で横になって寝ることもしつこく注意されている。夜、寝ていても起こされるらしい。今は、水場から100メートルほど離れた以前テントや小屋が無かったところの木の下で寝ている。
アパートに移った以前女性のためのティーパーティーのパトロンだったFuさんが、将棋と、ティーパーティの見学に来た。

私とマッキー、yaさんは、たくさんの洋服を箱の中から取り出しながら、「それ似合うー」、「これは何と合わせれば良いのかしら」と。すごーくたのしい。
お茶を飲みながら、お菓子をぼりぼり食べて、アパート生活のこと、最近のテント村の様子を話す。アパート生活はお金に追われるし、今のテント村は、管理が厳しい。やはり、以前のたくさんで暮らしていた2年前までが一番良かったわねぇと、語り合う。

ついでに、将棋の男性達にもお茶を入れる。

「ヨッパライ」と呼ばれていた男性がテント村に遊びに来たところ、私たちのティーパーティーにも来た。やっぱり酔っぱらっていて、おどけて愉快になっている。この男性、お酒を飲んでいないときは、別人のように大人しく、下を向いてとぼとぼ歩く。どちらかというと、少し酔っているときの方が、好印象。ヨッパライは都のアパート移行事業と抱き合わせで行われた就労支援により1ヶ月に数回働いているが、アパートの3000円の家賃と、光熱費が大変なので、アパートの近くの公園で日中過ごし、炊事洗濯もそこを、使っているらしい。部屋だと空気がこもって、魚も焼けない、タバコも吸えないと言っていた。ヨッパライの話ではそういったことをしている人が結構いると言う。
マッキーは「その手があったかー」と感心していた。

4時半頃、そろそろ片づけ。ヨッパライがシャキシャキと手伝ってくれた。
「部屋だと一人でさみしいんだよなー。なんでもするよ。これも畳む?」と、将棋の人達が置いていった、シートも畳んでいた。

今回の「女性のためのティーパーティー」は男性も女性も楽しみました。これは今回だけではない。以前もそうだった。女性のためのティーパーティーの敷物の上は女性だけが集まって座っているけど、数人の男性達もしだいに集まってきたり、差し入れを持ってきてくれたり、楽しく話し、一緒にお茶を飲んでいた。毎日会う人達でも、このティーパーティーはいつもとは様子が違う雰囲気で、そのことがみんな楽しかったと思う。
そして、今回は小さな同窓会だったなぁと感じました。
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# by bluetent | 2006-05-26 10:33 | 女性のためのティーパーティー

私です

私は、黙らないことにしたのですよ。
 番組を見て、エノアールを訪れた方々、これから訪れる方々、以前訪れた方々、とにかく番組を見ていた方々全員に言いたい。
 ある日、あるテレビ番組のディレクターがisourou1とエノアールを撮影をしたいと言ってやって来ました。ディレクターは、ホームレスが住む村にカフェがあるということを取材したいと言っていました。エノアールを開いている私とisourou1は、テレビカメラを避けている近所の人達やエノアールに来る人達にとって邪魔にならない程度なら取材を受けることにしました。
 しかし撮影中、撮影のことは知らずにエノアールに来たひとりが、カメラを気にしたのだと思いますが、すぐに帰ってしまいました。ですから私は、カメラが私たち2人を追っているとカメラを避けている人達と近づきにくいので(ディレクター側はカフェに来る人達を撮りたかったからです)、とりあえず私は撮らないようにしてもらい、いつものような開かれたエノアールを私は維持することにしました。
 撮影最終日の午前中、番組ディレクターは、私個人にいくつかの質問をし、それを撮影しました。「ここに、どうしているのか?」「ここに、住めないことになっているがそれについてどう思うか?」「女性のためのティーパーティーについて」などです。それに対してまず、私は、この村の人達が自由に使える時間をたくさん持っていて、コミュニティーがあり、その豊かな暮らしに感激し、そしてこの中で絵を描く会を開きたいと思い、ここに住み始めたことを話しました。次に、住居の場所とされていない公共の公園で、豊かに住むことをこの村は実践していて、多くの人がこういった暮らしを望んでいるかも知れない。と答えました。そして、女性のためのティーパーティーについて、丘の上で楽しくやっている様子を話しました。
 しかし、それらの私の声や言葉を取材したにもかかわらず、まったく私の意志は放映されませんでした。
 番組の中では、「彼には共同生活を営む女性がいた。」と意外だというような声でナレーションが入り、テロップ「女性の存在が」と、その女性が「料理をする」映像という組み合わせ。そこに私が映っていました。また、「エノアールを一緒につくっていこうというパートナーです。」とテレビ画面の私は言っていました。こ、これは、撮影の初日に「彼とはどういう関係ですか?」と質問されたのです。だから、そのように答えました。私は、料理を作る女ですとは、答えませんよ。しかも、この映像の時の食事は、彼と一緒に作っていました。ディレクターは私にいくつかの質問をして、私の意志をたくさん確認した結果、私ではない女性像を彼に添えて放映したのです。
 私は、このことを、番組を見たときに初めて知りました。私がいないことになっている。空虚感。じんわりと憤りがこみ上げました。まただ。またコレか!と。このような紹介され方なら、まったく出ないほうがマシ。
 番組を見た後、明確なことがなくて、私は何も言えませんでした。が、2日後、数人からの励ましのメールで次第に元気を取り戻していたisourou1に私の憤りを伝えました。まずはエノアールのパートナーから伝えていかなければ。
 「女性であることがそんなに驚くべきこと?「この男に女がいる」って男の付属の女みたいに紹介され、パートナーってことを、女は料理というイメージに勝手にねじ曲げている!そういうねじ曲げも自覚してないじゃない?あの人(ディレクターのこと)!」と感情的に。
 黙るものか。誰も気が付かないから。
  番組放映数日後ディレクターが来ました。私は怒りをぶつけましたが、伝わった気がしなかった。伝わってんのかしら?
 その後も、番組見ましたといってエノアールにいらした方々にまず、その私の憤りを話しました。なぜなら、コメンテーターに対する怒りや意見はエノアールにいらっしゃるほとんどの方々が同じように思っていることですもの。ですから、私はあまり知られていない私の憤りを話し、皆さん、それを聞いて下さいますが、あまり意見はありません。でも私は言っておきます。そしてその後、みんなでコメンテーターの話で盛り上がります。
言っておかないと、私はエノアールに居れなくなってしまいます。
 今までもこれからも、私は、黙らないことにしたのです。私は女性ですが、私です。
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# by bluetent | 2006-05-26 00:09 | ブルーテント村