公園の暮らし エノアールカフェ


by bluetent
4月27日木曜日ポツポツ雨が降ったり止んだりする午後、止んだのを見はからって「女性のためのティーパーティー」を開きました。
今は、公園に住んでいる女性は私を含め5名。ひとりは白い猫と一緒に暮らしている女性。もうひとりは、「名前を呼ばないで」と言って、以前から近所の人達と交流しない人。この2人はティーパーティーにはいらしたことがない。私個人では普段それぞれお話します。他の2人は隣同士で暮らし、以前仲良しだった。ひとりはパートナーと大きな犬と暮らし、もうひとりは1人でテントにいる。1人でテントに住んでいても、彼女の友人が訪ねに来るので淋しくはないようす。最近、1人でテントに住む女性が、パートナーと犬と暮らしている女性のことを避けていると、私によく話している。どうやら、2人の仲は今良くないようだ。そして、1人がティーパーティーに来ると、もう1人は来ないと言う。
 先月は、1人でテントに住む女性がティーパーティーに来た。
 今回は、パートナーと犬と暮らしている女性がティーパーティーに来た。
彼女と私だけのティーパーティーでの話は、ここにいつまでいられるのかということや、一斉清掃がとてもストレスになるということ。そして、彼女が初めてこの公園に来たとき、「夜の森の暗さが怖くてとんでもない所に来たと思ったの。今となってはそのことを思い出すと可笑しいワ。」と話していました。
私たちは高級菓子を食べながら話していました。このケーキは、宝石箱のような箱に入っていて、私が7年勤めた仕事の最終日の昨日、同僚からもらった物だった。お話の合間に、一口食べては、「なに?!」、「アラ?おいしい!」、「ネー」とお互い嬉しい顔を見合わせていました。
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# by bluetent | 2006-05-04 10:00 | 女性のためのティーパーティー

公園でワークショップ

4月30日(日曜日)pm1:30〜
テント村の丘の上付近で「叫ぶ」ワークショップを開きます。

 セルフディフェンス- 暴力に至る前にその進行を揺るがす。
 アピール- 緊急事態は周囲に伝える。
 解放- 解き放たれ、次の行動に移りやすい。
それらが潜在する一瞬の叫び。
タスケテー!コラー!ウォー!と叫ぶこと、案外むずかしい。
いつでも体の真ん中から湧き出る力をブワッと表現できるように、丘の上で春うららそしてバシッと練習しようと思います
 ♪ >(゚O ゚)

その後はお茶会。
人々の中のひとりとして暮らす人や、守られているハズの子供達、是非ご参加下さい。
参加費無料、おやつの差し入れを持ってきて下さい。
雨天中止。


4月30日 sunday 晴れ
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最高の天気、2時ごろまで丘の上でゴローンとして、その後ワークショップが始まりました。参加者大人11人。

まず私が作った絵本を読みました。それは、この公園に十年以上も暮らしていた女性から叫ぶことを学んだ時のお話。

その後、kidsクラスでも行った「1.2.!!!!」を練習。
それぞれの声や自分の声を知りました。

それぞれ自分の叫んで良かった経験や叫べなかった経験を話しました。
なにかの力関係に巻き込まれた人がほとんど。子どもの頃の事でも、覚えているものですよね。
一名、「叫ぶ状況に出会わなかった。叫ばなければならないときは叫びます。」と言って、時間もなかったようで、帰っていかれました。(この方、叫ぶとほんとうにスゴそうな人です。)

1人ずつ自由に叫ぶ発表をしました。
バカー、ウォー、タスケテー、ヤメロー、コラー、チョットマテー、ヒトゴロシー、
イヤダー、ツラインダー、オカアサーン、オレニハユメガアルンダー
 色々出ました。大人にとって叫ぶ可能性は、色々ありました。
そして、体の動きを付けるというアイデアもでました。(それは、叫ぶと同時に行うには効果的だと思いました。しかし、その後その場から逃げる場合、決して暴力の対象に近づかないことが重要。)

そうして5時ごろ、全員は叫び終わりました。

 その場の力関係を断ち切るための「一瞬の叫び」。それは、大きな声で怒鳴ることとは区別したい。そして言葉や語ることとは違って、叫ぶことは声、身体表現などのアクションのひとつだと私は考えます。
今回このワークショップを行って、叫ぶことを肯定したときに、あんまり言っちゃいけないことを大きな声で言うとか、今まで言えなかったことを叫ぶとか、普段出さない大きな声で叫ぶとか、そういった意図的に解放する楽しさおもしろさなどもあったと思います。

「叫び」を効果的に使えるように、楽しむために、これからもワークショップを続けていこうと思います。
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# by bluetent | 2006-04-28 00:38 | SCREAM! SCREAM! SCREAM!

お泊まり **GERALDO**

4月6日、フランスからGERALDOが、やってきた。

二年前、自転車に乗ったGERALDOが、エノアールに「コン、ニチワ」とやって来ました。彼の自転車の後輪の両側に、荷物がくくりつけられていて、ハンドルの正面に、ハート型のピンクのクッションを付けていた。私が、それを指さして「おもしろい!」というと彼も、それを指さして「ココロ」と、よくぞ指摘してくれたと言わんばかりの嬉しそうな顔で言ったので、もっと面白かった。
彼は自転車で東京や各地を回ってゴミを拾い、さくひんを作り、彼の服や持ち物もそのゴミから選ばれたものだった。ググッと親近感。
彼はその後も、絵を描く会などによく来るようになった。
彼がフランスに帰っても、私たちはメールをやりとりし、彼のフランスの友達がエノアールを訪れたこともあった。

 GERALDOは。
都内で拾った、背の高い彼には短いズボンと、シャツ、小さすぎる赤いランドセルをしょって、ニコニコしてエノアールに現れたときは、何かで見たことがあると思った。そうそう、タンタン。フランスの漫画の「タンタン」。タンタンが今の東京で冒険したら、少しまぬけに見える愉快なファッションになって、リアルでオモシロくなった、という風に私は見えた。私のフランス人が短いズボンをはいていると言えばタンタンという先入観をひきずったイメージだけど、GERALDOをこの場で説明するとそんなカンジ。

「HANAMI」シーズンに合わせてGERALDOはまた日本にやって来た。
成田空港から自転車で、時差ボケと雨、横風にあおられながらも2日かけて、エノアールにやってきました。
彼は、私たちが晩ご飯の用意をしている時、頬に手をあてテーブルに肘をついて、コクンコクンと、眠そうだった。疲れて晩ご飯も食べず、私たちが食事を済ませるのを待ち、その後すぐに彼はキッチンテントに寝入った。

数日後、ちょうど公園内でDJパーティー開催。4時頃から数人のDJが次々に披露。そして最後にDJでもあるGERALDOがプレイ!っとその時、
管理事務所に注意を受ける。発電機を止めろと言う。あと30分だけ待ってくれと交渉。そしたら、管理事務所が、警察に電話した。
しばらく、待っていたら。いや、けっこう待った。そしたら、ぞろぞろ10人くらいの警察が来てビックリした。気合いを入れてやって来た警察も、あら?っといった風で、「一応、これ書いて。」と、パーティーの代表者に始末書(カナ?)にサインを書かせた。
GERALDOは、たくさんの警察がこんな事のために来たー!写真撮らなきゃ!。外人パワー、近距離で警察を撮る。
その後、私たちは、公園を出た辺りに移動して、パーティーを続行。
GERALDOのDJはフレンチポップとボサノバとドクタースランプあられちゃんの主題歌などで、私たちや、通行人達も、大盛り上がりで踊りまくっていました。Bravo!
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彼の来日の大きな目的は展覧会。
表参道の某ギャラリーで展示発表。会期中は、ギャラリーのゲストハウスに泊まっていた。
5月も京都まで自転車で行って発表するらしい。広島も行くと言っていた。
彼の作品は自転車でゴミを集めて展示する作品なので、いつでも何処でも身軽に発表できる。
彼は彼の作品を「ゴミ、タカラ」と日本人の私たちに説明する。

そして6月下旬、GERALDOが日本を離れる前に、エノアールで「GOMI、TAKARA」をコンセプトにした「日本散歩」の作品の展覧会を開く予定!!
乞うご期待。
6月までにエノアールは、テント村はどうなっているか、わからないけれど、
実現させるぞ!
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# by bluetent | 2006-04-27 20:01 | お泊り プロジェクト

お泊まり**chiちゃん**

3月13日月曜の夜から14日火曜夕方まで
友達のchiちゃんがお泊まりしました。

夜のテントに入って、ろうそくの光の中、ギャルズトーク。
早めに、おふとんに入ったものの、夜中テントの外で、がさごそとねずみが暴れる。
「あー、ねずみ」と、その音におこされた私が言うと、
「ねずみなの?こんなに大きな音・・・。」と、chiちゃんも目が覚めたようす。
chiちゃん、何の音だと思ったのかしら。
大きな獣でも来たのかと思って、寝られなかったのでは・・・。

朝、
「お母さんとここに引っ越してくる夢を見た。」と、chiちゃん。

chiちゃんのリクエストで、
公園をジョギングする事になった。
公園を一周。
「ファイト。ファイト。・・・」
と、かけ声をかけあっていたのは、最初の2、3分だけ。
結構ある。20分くらい。

エノアールに戻ってくると、今は寮で暮らしているmanさんが、
ゆったり絵を描いていた。
私たちは、ヒーヒーいって、グッタリ。

なんと、chiちゃんはこの日、誕生日だという。
誕生日にテント村のお泊まりプロジェクトなんて、かなりハイセンス!
そして、私は光栄だ。

私たちは自転車で、近くのおいしいパン屋さん巡りをして、
日本一おいしいと思われる天然酵母パンと、デンマークパン屋の塩パンを買う。

エノアール前の陽が当たる草の上にシーツを敷いて、
chiちゃんとmanさんとteくんと私で、遅い朝食をとる。

すっかり、午後になって、絵を描く会が始まる。
chiちゃんも、持参のスケッチブックに、色鉛筆で公園の木とか、描いていた。
teくんは、本当にモデル業をしているchiちゃんを、満開の梅の木に座らせて絵を描いて、その絵をお誕生日プレゼントにしていた。chiちゃんも、teくんを描いてプレゼントしていた。
元公園の住人nisさんが来て、誕生日だと聞き、ビールとお菓子の差し入れいっぱい買ってきた。
chiちゃん、おじさん達にお誕生日を祝ってもらって、楽しんだことでしょう。
おじさん達はもっと楽しそうだった。

私も、フライパンで丸いケーキを作って、バナナとシナモンをはさんで、クリーム塗って、その上にチョコレートクリームで「Happy Birthday chiちゃん」と、バックを持ったchiちゃんを描いた。

しゃがれた歌を含んだ歌声で、ハッピーバースディ♪

そうしたら、雪が降ってきた!
美しいと感じた時でした
雪はすぐに止んで、まるでお祝いするためにに降ったようでした。
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chiちゃん、また遊びに来て下さい
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# by bluetent | 2006-04-15 21:37 | お泊り プロジェクト

叫ぶ練習

3月1日に某キッズアートスクールで、叫ぶ練習をした。

ひな祭り企画 「ひなパワー」 セルフディフェンス

 しずかにするもんか!
 おとなしくしないぞ!
 いうこときかない!

     私 「こういった時って何がおこっているときかしら?」
小5mちゃん 「えーっとね。親に買って欲しい物をねだる時。」
     私 「なるほど、それは効果的ね。」
小6aちゃん 「私は、友達と遊んで、テンション上がっている時。」
     私 「見覚えあります。」
小1nくん 「ボクはねー。こんな時!。ワーーーー!」
     私 「なぬぬぬ。おだまり!」
小1nくん 「いや〜ん。」
 ハハハハハ・・・・
     私 「こうしなければならない時って、突然やって来るかも知れない。」
小6aちゃん 「どういうこと?」
     私 「自分を守らなければならない時。つまり、知らない人に連れて行かれそうになったり、知らない人や身近な人でも、自分の体をイヤなカンジにあつかわられたり、例えば、暴力をふるわれるかもしれない時とかイヤなのに体に触られそうになったりとか。」
小6rちゃん 「きしょーい。」
小5mちゃん 「きもーい。」
     私 「イヤだと言っても、近づいてきたら、たとえ相手が静かにしてて、ニッコリしていても、静かに大人しく言うことをきく必要はまったくないよね。」
小5mちゃん 「そんなヘンタイ、私だったら、けってやる!コォーやって・・コォーして・・・!」
     私 「その気持ちわかる!こっちは、けして悪くないんだから。でも相手はmちゃんより力が強いかもしれないし、体も大きくて、つかまってしまうかもしれない。だから、近づいちゃダメなのよ。」
小5mちゃん 「ウゥ〜・・・。」
     私 「私もどうして良いのかわからなかったけど、叫べばいいんだと知ったの。あの時カミナリみたいに叫んでいたらなぁと思うことがあります。」
小5aちゃん 「エー!?そういうのあったことあるの?」
     私 「ある。叫ぶ練習しておけば良かったって思ったよ。」

 絵本「とにかくさけんでにげるんだ」読みきかせ
 (誘拐や性暴力などあったら、どうすればいいか、6つ話がある。リアルでバシッとした絵本。絵もいい。)
皆、ひとつのお話事に、友人や自分の体験したことや、テレビのニュースであった話がとびかう。(たくさん話が出たので驚いた。)

     私 「叫ぶ練習をしましょう。とりあえず、おかあーさーん!と叫んでみようか。」
小6aちゃん 「お願い。ほんと、ムリ。」
     私 「そうね、どうやって、叫べばいいかわからないよね。では、今から叫びについて研究しようと思います。」
小6aちゃん 「え〜?なに〜?」
     私 「叫んでいる声を聞いていましょう!」

 鑑賞「マザー」ジョンレノン
ピ。(再生)
カーン、カーン、カーン、・・・(鐘の音)
小6rちゃん 「なんか、突然きそうだよね。」(耳をふさいで肩をくすめる)
ジョンレノン 「・・マーザーーーー」
小6rちゃん 「へ?これだけ?」
小5eちゃん 「ホントだ、おかあさんっていってる。」(彼女はインターナショナルスクールに行っている

ピ。(リターン)
     私 「ジョンレノンがお母さんと叫んでいるのをお手本に。」
小6aちゃん 「まじー!?ジョンレノンがお母さんって叫ぶの?」
ジョンレノン 「・・マーザーーーー・」
     私 「さて、我々もやってみますか。」
エー!ワイワイ・・・ワイワイ・・・・

    私 「わかりました。では、もう少し他のも聞いてみましょう。」

 鑑賞「wnitenoise」「pig sweat」pussy galore
ピ。
pussy galore「!!!!!!!(ドン!バン!ドン!バン!)!!!!!!!(ドン!バン!ドン!バン!)・・・」(叫んでいる曲、平成生まれの彼ら彼女達には古典的なサウンド)

小5oちゃん 「あー、なにいってんだか、わかんね〜〜〜」
小1nくん 「なんだ?これ?」
小6rちゃん 小6aちゃん「プァッハッハッッハッッハッッッハ、っハッハッハ」

    私 「んーー。なるほど。こう、このやろーって言う感じはあるよねー。」
小6rちゃん 「えーーー!?」

    私 「では、次。」

 鑑賞 OOIOO
ピ。
OOIOO「!!!!!!!!!!!!!!!!!!(ton kan ton kakaka)!!!!!!!!!!!!!!!!!! Ou------!!!!!!!!!!(ton kan ton kakaka)・・・」( 女性ボーカルが太い声で叫んでる曲)

ッハッハッッハッッハッッッハ、ハッハッハ
    私 「こう、太い声は、強い感じがするねぇ。叫んでもヤーンだと相手がビックリしないもの。こういう、」
小6aちゃん 「わかった!わかった!もういい!ハハッハ・・もうわかったから。これ、止めてくれる?」(お腹を抱える)
小1nくん 「ボク、止めてくるーー!」
    私 「では、そろそろ、やってみましょうか。」

 叫ぶ練習(この時は「たすけてー!」を練習)
 -----私たちは、音楽に学び、リズムをきざんで叫ぶことにした。
私を含めて7人が円になって床に座っている。
     私 「1(ワン)、2(ツー)、たすけてー!。そうすると、緊張していても叫びやすい。かけっこでも、よーい、ドン!で走り出すした方が、力が入りやすいでしょ。」
小5oちゃん (真剣に、うなずく)
小6rちゃん 「え〜・・・」
小6aちゃん 「私、できないから、わるいけど。」
     私 「まあ。やってみましょう。まず、1(ワン)、2(ツー)、にあわせて、膝をたたきます。せーの。」
全員 (膝を、トントントン、とたたき、最初のトン、トンにあわせてワン、ツーという。)
     私 (そのままリズムをきざみながら)「そして、3(スリー)で、たすけてー!と叫びますよ。せーの。」
全員 「1(ワン)、2(ツー)、たすけて、1(ワン)、2(ツー)、たすけて・・・
     私 (小学生そのまま1(ワン)、2(ツー)、たすけて、と言いながら)「あらー、まったく、力が入っていませんねぇ〜。もう少し、スピード上げてみる?」
全員 「1(ワン),2(ツー),たすけてー、1(ワン),2(ツー),たすけてー、1(ワン),2(ツー),たすけてー・・・
(意地で声が大きくなる感じ)
     私 「ん〜、そんな感じでは、たすけて欲しい!というより、たすけてもらってやってもいいケド・・って言う感じね。」
(膝をたたいてリズムはきざみながら・・・(リズムはこの後も全員で絶え間なくつづき、最後まできざまれた))
小5mちゃん 「だってー・・・(照れながら、頬を膨らます)」
小6rちゃん 「え〜、わかんないよ。」
小6aちゃん (スカートを気にしながらあぐらをかいて座り直す。膝に肘を乗せて頬杖をつきながら不機嫌そうにも、トントンと反対側の膝をたたいてリズムはきざむ)
    私 「じゃ、1人ずつやってみる?」
全員 えーーー!!!!
    私 「オー!大きな声! まあ、私からやってみるよ。」
全員 1(ワン),2(ツー),・・・、1(ワン),2(ツー),・・・、
    私 (1(ワン),2(ツー),「たすけてー!!!!!!」、1(ワン),2(ツー),「だすけでーぇ!!!!!!」
全員 ガハハハハハハハハワハハハッハハ
小5oちゃん 「スゲェ!」
小6rちゃん 「なに!? デカ!」
小1mくん (転がり回って、ウケている)
    私 「ンー、なかなか、気持ちイイ。」1(ワン),2(ツー) 「たすけてーーー!!!」1(ワン),2(ツー),「タスケテー!!!!」・・・
全員 ワハハハハハハハハ・・・
小6aちゃん 「おかしくて、おなかイタイ!、もう!」
    私 「いやー、爽快、爽快。何だか、元気になってきた。大きな声を出すと元気になるねぇ。これなら、この後、ダッシュして逃げることもできそう! では、みんなもやってみよう。小mくんから、」
1(ワン),2(ツー),・・・、1(ワン),2(ツー),・・・・
小1mくん 1(ワン),2(ツー),「ワワワ!!!」
    私 「うん、大きな声ね。それで、たすけて、と言ってみよう。」
小1mくん 1(ワン),2(ツー),「たすけて!!」(あわてて、口を両手でふさぐ)
    私 「いいじゃない。どうして、口ふさいじゃうの?」
小1mくん 「大きな声を出すんじゃアリマセン!」(キヲツケをして体を伸ばし、低い声で言う)
    私 「たしかに・・・!そういうこと、いつも言われていることですな。でも、すましていられるカイ!というときもある。ひな祭りでさえね。とにかく、「たすけて」は大きな声で言う言葉だということにしよう。さあ、次は?」
1(ワン),2(ツー),・・・・、1(ワン),2(ツー),・・・・
小6rちゃん 1(ワン),2(ツー),「たすけてー」1(ワン),2(ツー),「たすけてー」
    私 「え〜?」
小6rちゃん 「そんな、突然できないもん。」
    私 「そう、突然できないから、練習するのよ。」
小6rちゃん 1(ワン),2(ツー),「たすけてー!」1(ワン),2(ツー),「たすけてーー!」1(ワン),2(ツー),「たすけてー!!!もう、いや!」
    私 「うん、うん。よくできました。では、次。」
小5mちゃん 1(ワン),2(ツー),「えっと、たすけて」1(ワン),2(ツー),「ウフフフフフ」1(ワン),2(ツー),「キャハハハハハハ」1(ワン),2(ツー),「オカシーイ!」
    私 「完全に、連れて行かれるわよ」
小5mちゃん 「だってー」1(ワン),2(ツー),「たすけて!」1(ワン),2(ツー),「たすけて!ェヘヘヘヘ」
    私 「まあ、本当に、そんなことがあったら、本当に助けて欲しい声を出してね。その前に、そんな事に出逢わないことを願っていますが。では、次。」
小5oちゃん (私の顔を見つめて無表情に)1(ワン),2(ツー),「たすけて」、1(ワン),2(ツー),「たすけて」、1(ワン),2(ツー),「うーできねぇー」1(ワン),2(ツー)・・・
    私 「助けるよ。助けますとも!さあ、顔を上げて!」
小5oちゃん 1(ワン),2(ツー),「たすけて!」1(ワン),2(ツー),「たすけて!」1(ワン),2(ツー),
    私 「OK! 助けて欲しい人にタスケテとまっすぐ見ていうのも、大切な事ね!では、次に参りましょう!」
小6aちゃん 1(ワン),2(ツー),「できないよ」、1(ワン),2(ツー),「もう・・・」1(ワン),2(ツー),「かんべん!」
    私 「テンション上がってる時みたいに。」
小6aちゃん 1(ワン),2(ツー),「たすけて」1(ワン),2(ツー),「お風呂のなかで、練習するからー!」1(ワン),2(ツー),・・・
    私、「宿題ですか。はい。では、次。」
小5eちゃん (ある一点を見つめながら)1(ワン),2(ツー),「・・・・」1(ワン),2(ツー),「できない」、1(ワン),2(ツー),「できない」1(ワン),2(ツー),「できない」1(ワン),2(ツー),・・・
    私 「リズムにはのっているみたいね。もう一度。」
小5eちゃん 1(ワン),2(ツー),「た・す・けて」1(ワン),2(ツー),「・・・・」1(ワン),2(ツー),「できない」
    私 「これだけは、ハッキリ言えるようになりたいね。いざというときは、がんばろう。では、みんな、よくがんばりました。」

フゥ〜。疲れたー。
    私 「あれー?元気になるために練習したのに。疲れちゃった?」
小6rちゃん 「疲れたっちゅうかー」
小6aちゃん 「むずかしい!」
    私 「そうね、けっこう、難しいかも。自分を守ることは、大変なことなのかもね。でも、とてもとても大切なことだね。」
小6aちゃん (両手を伸ばして)「練習はまた他でするー。」
    私 「はい。お疲れ様。では、ひなあられ食べましょう!」
ワーーーーイ!!!!!!!

みんなで、ワイワイひなあられを食べて、おしまい。
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# by bluetent | 2006-03-12 04:41 | SCREAM! SCREAM! SCREAM!

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今日は、ひな祭り。公園のテント村には、梅が満開。

去年の3月3日はイヤな思い出がある。
午前中、村の女性達に誘われて、満開の梅の木の下で、ひな祭りのパーティーをした。
敷物を広げて、お菓子や甘酒を飲んで、楽しんだ。まだ、誰もアパートに移っていなかったので、8人くらい集まって、ワイワイ楽しかった。
 そのパーティーまでは、このブルーテント村らしい、穏やかなひとときだった。
 
 その後、私の一本の前歯が取れた。
 今はその時の救急処置によりかろうじてついているが、医師によると、いずれ取れてしまうらしい。とりあえず一年もちこたえているが、いつ取れるのだろうと、時々、憂鬱になる。「一本前歯が流行らないかなぁ。amamとかに「女の一本前歯」で特集くまれたり」とか、「歯が一本ない、というのも、イイジャン!そういうのって日本の美意識っぽい!」と、自分をなだめるのだが、きっと前歯がないと、不便だったりする。入れ歯は、使いにくいそうだし、インプラントはバカ高いし・・・。やはり、「まだ取れませんように・・」と願う。

 私の、前歯が一本取れたのは、叫べなかったから。これは二次的な、三次的?な結果だが、今はそう思って希望を持つことにしている。

 そのパーティーが終わった後に、村の女性の友人が、ある男に追われていた。テントが壊される!と、彼女が助けを求めにきた。行ってみると、大きな男が門松に使うような竹を持って、彼女を追っていた。
 彼女は泣き叫び、逃げて、その男は彼女を追った。後でわかったことは、この男は大酒を飲んでいた。
 そのとき、なんと私はその男の前を立ちふさいだ。私は、怒りで一杯になって、その男に近づいてしまったのだ。このゴッツイ男は、直径15センチほどの、先をスパッと斜めに切ってある竹を両手で持っていた。まさに鬼に金棒。私の方は、女性の中では大柄と言えども、この男の力で簡単にひねりつぶされることは一目瞭然。のはずなのに、ゴッツイ竹を持ったこのゴッツイ男が友人を追いかけていることに怒って、絶対通さないねぇ!とも言ってないが、そんな気持ちで、自ら近づいて、彼女を追うその行く手を立ちふさぎ、ただ、立って、にらんで・・・今にも活動しそうな腕力と武器に対して、なんとささやかな攻撃だったことか。
アッという間もなく、私はひっくり返って、口から血を吐く。
暴力は一瞬だ。

前歯が取れた。
 私が殴られて、その後、良いことはない。私は、しばらく弱り果て、暗い顔した毎日だったり、ある日明け方突然テントを飛び出し、今更逃げたりした。私は、こんなおかしな事をしてしまうのも、きっと、元気になるため身体がそう望んでいるのだろうと、考えることにしたが、自分のパニックにかなり疲れた。この暴力に対して裁判や法の意味が分からなくなったり、損害賠償金が取れなかったり、日常めったにないことだらけで、私の生活は狂いまくった。そして、身近な人に巨大な心配事を持たせることにもなった。
 私が日々、この村で私を守るものは有機的なネットワークだと信じていたが、この一瞬の暴力には無に等しかった。しかし、幸いなことに、村の人達は、私を心配してくれて、たくさんのやさしい気持ちに包まれることで、私は救われた。そして、この村にいることができた。

一瞬の暴力に勝てることは、それ以前に近づかず、そして、叫ぶこと。
 追われていたその彼女は、助けを呼んで近づかず、泣き叫び、逃げた。全く正しい。
 それに比べて私は、その男にぬーっと近づき、黙って、殴られた。退廃。
コラー!とか、タスケテー!とか、ダレカー!とか、なぜ言えぬ!
後悔先に立たず。生きた前歯は帰ってこない。

緊急事態に、その場を一転させるような大声を、
叫べれるようになりたーーーーい!!!!!!!!!

私のように金棒を持った鬼に向かっていくまぬけな事をする人はいなくてよい。
でも誰もが緊急時に、きちんと叫ぶことができたらいいと思う。

叫ぶ事が得意な人を講師に迎え「叫ぶワークショップ」をこれから企画する予定。
参加者募集中です。
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# by bluetent | 2006-03-03 17:15 | SCREAM! SCREAM! SCREAM!

絵を描く会

ブルーテント村に暮らし、そこで「絵を描く会」をひらいている。
 大都会の中で、この公園の村の人たちには、一日の中で仕事に縛られる時間が短い。いわゆる都会人のやらなければならないことが少なく、心に余裕があるように思う。私はかつて、テレビや、報道で感じていたホームレスといわれる生活は、「厳しい」「辛い」というイメージだった。
 村に着始めて、そのイメージは一転しました。
 この村に住み始めた友人を訪ね、そこで出会ったこの村の人たちは、愉快で話好き。そして、この村を自慢する。
「空気はいいし、家賃はかからない、物や食べ物はあるし、ないのはお金だけ!」と嬉しそうに話していた。
 公園の中の豊かな緑に囲まれて、テントや小屋が立ち並び、そこにたくさんの人が暮らす場所がある。すっかり村だった。
 住宅街などのゴミからまだ十分に使える物たちが拾われて、ここの住人達の生活をほとんど支えている。
 コンビニ、飲食店、スーパーなどで賞味期限切れの食べ物を、たーくさん誰かがもらいに行って近所に配っている。また、某企業がパン、ハム、バナナ、乾燥パスタをトラックで運んでくる。企業にとっては、ゴミにするより経済的のよう。
確かに、お金はたーくさん持っている人はいなさそうだが、少ない現金収入で十分に生活出来る暮らしがここにある。

 ある日私は、★さんという、ここに8年暮らしているひとと、写真展を見に公園から歩いて美術館へ行った。
私と★さんは一台ずつカメラを持って道中を撮影しながら展覧会に行った。
私たちのその写真を使って、私は絵本を作って★さんにプレゼントした。
その絵本は複刻版を制作したほど、ステキな本になった。★さんも喜んでくれた。

 ファンタジックなこの村で、そして、むだなく合理的な物の在り方の中で、絵を描くことと、それを眺めるといった、絵のある生活をこの村でやってみたいと、私は、既に住んでいた友人に話した。彼がテントの前で物々交換のカフェを作りたいと話していた。そして、彼はエノアール(絵のある)カフェと呼んで、テント前にイスとテーブルを置き木々に絵を掛けた。その横に私のテントを張り、私はこの村に住み始めた。私たちは、「絵のある生活工房」と称して、エノアールカフェと絵を描く会を一緒に開き始めました。

それから、毎週火曜日に「絵を描く会」をその友人と開き、村の人達や公園外からの人達がこの会を楽しんでいる。描かれた絵はエノアールに飾り、公園の人達とその絵を共有している。
この会は、テントや小屋が少なくなった今も続いている。そういえばもう二年が過ぎる。


2月28日火曜日、午後1時から 絵を描く会
 manさんは絵を描く会の常連さん。得意な絵は主に猫。最近は、梅の花が満開なので、梅の咲く風景画を会のある火曜日以外もいらして熱心に描いている。真剣な顔つきで画面に向かっている姿にファン多し。manさんはかつて公園で青カンをしていた。今は公共の施設で暮らしている。その施設には門限があり、まだ日がある3時ごろに村を出なければならない。時間を気にしないで描きたい、と、manさん。

 ooさんは絵を描く会に数回いらしている。フリースペースのある本屋さんのオーナー。昼時にいらして一緒に食事をして、そのまま絵を描く会に参加された。maさんの絵を描いている姿を描いていらした。彼女は「maさんはカッコヨク描いてしまう顔だ」と、おしゃっていた。

 fuさんはもっぱら絵を観たり、描いているのを見たり、お茶を飲んだり、お菓子を食べたり、話を楽しむ。カメラが趣味で、私の描いた絵の写真を撮っていた。最近アパートに住み始めたが、しょっちゅうここに遊びにいらしている。
 
 hakaさんは、絵を描かないが、うんちく話しはスゴイし長い。才能について、絵の価値について、など絵を描く人にとってはウルサイ話しだが、自分が描かない分、仕上がった絵には悪評しない。さらに、この絵を描く会の画材のほとんどは、彼が拾って持ってきてくれた物。

 teくんは、この絵を描く会を一緒に開いている。私は彼に、「絵のある生活をここでやりたい」と話し、この村にやって来た。その頃カフェを開こうとしていた彼は、エノアール(絵のある)と名前を付けてテント前に、イスやテーブルを置き、木々に絵を掛け始めた。私たちは「絵のある生活工房」と称して、エノアールと絵を描く会を開き始めた。
 teくんはエノアールに来た人の絵を描いている。この日も、maさん、ooさん、fuさん、hakaさんの絵を、書き慣れた手つきでひょいひょいと描き、いつものようにいい絵ができたと、自画自賛。

 私は、maさんの絵を描いていた。ニヒルなmaさんを描いた。以前私が描いた絵を、ooさん、teくんが少しさみしいカンジと話していた。自分は元気になるために絵を描いているのに、絵の中にさみしさがあるのは何だ?と、気になった。描いているときは自覚していなかったから、fuさんやteくんに、「何でさみしくなるのかなぁ」と自信のないちっちゃい声で尋ねる。fuさん笑う。teくん悪い絵ということではないと言う。そういえば、maさんを描いた私の絵も実際の彼の表情からは見られないさみしいカンジがある。maさんは真剣な表情と、いたずらな表情と、「あちゃぱ。」と昔のギャグでずっこけている表情の印象があるのに・・・。弱まった私を見て、fuさんが「派手な絵は好きじゃない。こういう方がイイ。」とクスクス笑いながら慰めた。

5時。公園のチャイムがなる。絵の道具を片づける。
 hakaさんがエノアールに残って、次の仕事はいつだっけなぁと、独り言を言っていた。
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# by bluetent | 2006-03-02 20:54 | 絵を描く会
2月23日木曜日
今日は、丘の上で「第26回 女性のためのティーパーティー」を開いた。
これは、月の最後の(木)に、ブルーテント村の女性が集まって、お茶やお菓子を食べながらワイワイと話を楽しむパーティー。

 今日の参加者は、erさん、saiさん、maさん、saさん、私、そして、男性のfuさん、muさんがいらした。saiさん、maさん、saさん、男性のfuさんは以前、公園で共に暮らしていた方々で、今はそれぞれアパートで生活している。
 曇っていたが暖かく、丘の上からは満開の梅の花と、立入禁止のロープに囲まれた数十カ所のテントや小屋の跡地が眺められた。
最近カラスが巣作りのために、木々に集まって、カーカー賑やかになっている。

 saiさんは、アパートで生活し始めたときは、蛍光灯やテレビなど電気が使えて面白かったけど・・やっぱり公園の暮らしがイイと話す。そりゃそうよ、と皆うなずく。
 maさんは、ここに住み始めてから持病の喘息が出なかったが、街で暮らすようになって心配だわ、と話す。
 74才のsaさんはお金が無くて、とうとう福祉事務所に行って相談した帰りにここへ立ち寄った。生活保護の手続きのため、生前の親の仕事、いつ小学校を卒業したか、空襲で無くなった家、今まで何処で何をしていたか、などsaさん本人も忘れたようなことまで、聞かれてややこしいと、話し、お金がもらえるのかどうか不安の様子。すでに精神的に体力的に疲れている状態で、そういった手続きをしなければならず、保護が受けられるかどうかもわからず、もうぐったり疲れていた。
 erさんは来月、パートナーのmuさんとワンルームのアパートに入る予定。今の生活空間よりも狭いが、まあ、住めば都かもしれないし・・・と、すでにアパートに入っている3人の話しを聞きながら、どうにかポジティブに話す。

この女性のためのティーパーティーは、このブルーテント村に350人の住人が住んでいた昨年までは、10人くらいの女性が集まって、とても賑やかだった。強烈な悪口の言い合いもあったが、あくまでも平和とユーモアが漂い私は心地よかった。この村に、点々と20名ほど女性が住んでいたので、村を眺めても、女性を見つけることは難しい。
 ここに、私が今まで経験したことのない(入ったことのない)男性社会があり、「こんなことって、あるんだー」と、当初私は、のんきだったが、次第に、こりゃ厄介なことになりそうだと感じて、この女性のためのティーパーティーを企画しはじめた。勿論この村では初めてのこと。しかし、この村が大きくなってすでにコミニティとなっていたから、この企画が自然発生的に感じら受けいられたのか、女性達はすんなりと参加してくれた。この村の多くの場所から見える、丘の上で、パーティーを開いているので村の人達に良く知られるようになった。女性達がワイワイやっている姿を見て、差し入れして下さる男性も多い。普段は女性を見つけては冷やかしたり(いわゆるセクハラっぽいこと)する男性も、この女性のためのティーパーティーには、遠くから眺めているだけで、けして、中に入ってこない。
 今日の女性のためのティーパーティーに、中に入らないが、男性のfuさんがいらっしゃるのはワケがある。
 このティーパーティーでは、余った物を持ってきて分け合うことをしている。その物の多くがfuさんが放出している。
 彼は、まだ使えるゴミを収集して、それをきれいにし、路上でフリーマーケットを開く仕事をしていた。それはこの村ではポピュラーな仕事だが、その中でfuさんは最も業績を上げている。大きな太鼓腹に吊りバンドをして、ハンチングキャップをかぶり、童話にでてきそうな骨董品屋のおじさんのような雰囲気で、路上に並べられた古道具と一緒に立っている姿を見ると、通行人はつい立ち止まってしまうのだと思う。
 数回のフリーマーケットで売れ残った物は、長く在庫されず、fuさんの売れ残りは、ティーパーティーに寄付されている。しかも、fuさんは、カワイイもの好きなので、収集する物もそう言った物が多く女性達にはウレシイ。毎月段ボール3つほどの服やバック、日用品、化粧品が出る。
 彼が私の隣に住んでいたので、私の持ち物も彼からもらった物がほとんどといっていいほど。だから私は、fuさんの苦手なボタンの付け直しや、ほつれの直しなどを手伝ったりしている。それにしても、かれは、女性のためのティーパーティーのパトロンと言っていいほど、大量の女性服や、化粧品を捨てずにとって置いてくれた。
 私が毎回ティーパーティーに服やバック、日用品、化粧品の入った3つ位の段ボールをウキウキと台車に乗せて運んでいくと、女性達は目をキラキラさせるのです。
 そして、ティーパーティーでfuさんがパトロンとして女性達に認知されるようになった頃、fuさんはひょっこりパーティーに現れました。女性達は大歓迎して、どうぞどうぞ、席を譲るがfuさんはパーティーの中には入らず、横でお茶とお菓子を食べながら少し話をしてテントに戻っていきました。それから、毎回fuさんはティーパーティーに来て、横でお茶とお菓子を摘み、女性達がキャーキャーと服やバックを分け合っているのを満足げに眺め、話をして、テントに戻っていく。

fuさんは今、生活保護を受けてアパートに入っているが、テント村に週に2,3回遊びに来る。病気をして病院に通っているが、歩いたりする事にそれほど支障はないようだ。フリーマーケットはしていない。少しつまらなそうだ。

 ティーパーティーへの寄付はなくなったが、以前のようにfuさんは来て、お茶とお菓子を摘んで私たちと話をする。そして、アパートに戻っていった。

 現在、この村に住んでいる女性は7名ほど。今日のティーパーティーで、この村に今住んでいる人の参加は私を含め3人だけだった。他はアパートに移った人が4人。
私はホームレス地域生活移行事業を受けていないのでアパートには入らない。この村、今は私には廃村のようにみえるここに、いつまでいられるかわからない。
 でも、今日「女性のためのティーパーティー」を開いて、また来月も開こうと思った。
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# by bluetent | 2006-02-24 04:24 | 女性のためのティーパーティー

ブルーテント村

大都会のド真ん中の大きな公園の奥に、テントや小屋が建ち並ぶ村があります。そこに多くの人々の暮らしがしっかりとあり、私はここをブルーテント村と呼んでいます。どの家も堂々とした存在感をもっているように見え、それらが周りの木々に調和しながら集まってテントや小屋が建っています。
私は、ここに暮らして2年が過ぎました。

一年前は、ここに350人ほど住んでいました。しかし、今、都の「ホームレス地域生活移行事業」により、この村の人々が次第にアパートへ移り、ここに住む人は60人ほどになりました。ここにはかつて、助け合いや協力し合う暮らしがありました。その共同体が壊れていっています。
さみしい。

 私の隣に住んでいたsaさんのアパートに伺いました。
 彼女は「退屈で、死にそうよ!」と、言っていました。彼女がこの村に住んでいた頃は、生き生きとしていて、死にそうな様子は、まったく見受けられませんでした。彼女のここの暮らしは、近所の人達と楽しく愉快に話し、彼女の好きな音楽が流れると得意のダンスを踊っていました。74歳とは思えないほど若々しく元気で、そんな明るさに引き寄せられるように近所の人達は彼女を取り囲んでいました。
 今のアパートでの彼女の生活は、炊事、洗濯、掃除、そして、テレビの前でジーッと座っていること。何かとお金の掛かるアパート暮らし。お金がたくさんないので、公園の友達に会いに行く電車賃がないとも言っていました。彼女は、コミュニケーション能力の優れた人ですが、アパートの近所の人達と楽しく話すことが難しい地域に住むことになりました。「退屈で、死にそうよ!」

お金がなくても豊かに生き生きと暮らせるブルーテント村。いつか出ていけと言われる事は、わかっていたけど、何年も住んでしまうブルーテント村。
 私はここで、元々人の持つ優れた力や魅力を思い知りました。
 そのことについて書いていこうと思います。

そして、私は、かつてここに住んでいたキクチさんという、思い出すだけでドキドキする人に手紙を書いています。チョコレートが大好きなキクチさん。バレンタインDay2日遅れでキョートット出版から出版される本「Dear キクチさん、」について、色んな人から意見が聞けるいいなと思っています。

現在、公園管理事務所の人達からの圧力が強くなってきています。彼らの乱暴な発言や、態度に心痛むこともあります。私はもうすぐ、しなやかに公園から出ていこうと思います。
4月、5月くらいでしょうか?
でも、タダでは出ませんよ。
まだまだ、ブルーテント村でやりたいことがあるのです。



キョートット出版「Dear キクチさん、」http://kyototto.com/book2.htm
ホームレス地域生活移行事業http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/press_reles/2004/pr0216.htm
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# by bluetent | 2006-02-17 00:09 | ブルーテント村